こんにちは!理学療法士の竹です!
突然ですが,
【アライメント(Alignment)】
この言葉を聞いて何のことかイメージがつきますか?
理学療法士はアライメントという言葉を頻繁に使います
私の語彙力の問題もありますが,この言葉を患者さんへの病態や治療内容の説明に使ってよければどんなに楽か…
と思うほど便利な言葉なのです
ですが一般的にはあまり馴染みがなく,イメージがつかない方も多くいらっしゃると思います
そこで今回は,
理学療法士がよく使う言葉「アライメント」について解説します
整形外科に通院中の方や,理学療法士を目指す学生さんは,この機会にアライメントの意味を理解しちゃいましょう!!

便利な言葉だからすぐ使うけど私も学生の頃に初めて聞いたときは何のことだかよくわかっていませんでした(笑)
アライメントの意味
アライメントは定義としては次のように示されています
生物学的にも工学的にも配列や構造の比較を意味する言葉として使われます
自動車のタイヤで車軸の調整の際にホイールアライメントという言葉として使うこともあるようです
理学療法士が使うアライメントの意味すること
理学療法士は施術をする上で、姿勢や各関節の捻れ、動きの中での骨や関節の位置関係の変化を視ます
それを元に症状の原因となっている現象を治すべく,必要な筋力や可動域制限などを評価しますが
このときの姿勢や各関節の捻れ、位置関係などを「アライメント」と表現します.
自動車のタイヤでいうところのアライメントと似ているかなと思いますが,要は各パーツや分節の位置関係を示す言葉です.
カルテの書き方は様々ですが例えばこんな表現で記載することができます
これをみると「この患者さんは左肩が巻き肩で肩関節が前方にずれている姿勢なんだな」とわかります
アライメントは共通言語なので誰が見ても理解できる便利な言葉といえます.
例文
カルテ以外にも業務上の会話でもよく使います
具体的にどのような使われ方があるか例文をご紹介します
- 立位時のアライメントがSwayBackになっている
- 骨盤アライメントが前傾しているため、腰椎が過前弯となっている
- 肘が外反アライメントを呈している。
イメージとしては
・骨盤アライメント→骨盤の捻れや傾き
・外反アライメント→肘の形が外側に「くの字」になっている
見た目も含めて実際の関節や骨の位置関係がどうなっているかを表しています.
最後に
病院で説明される話は専門用語が多くてよくわからない!
という人もいらっしゃると思います
もちろん我々医療従事者は患者さんにわかりやすくご説明できるように言葉には工夫をしていますが、うまく伝わらないこともたくさんあります
医療従事者から全く知らない専門用語を聞かされるより、少し耳馴染みのある言葉の方が理解しやすいと思いますので
これを機に「アライメント」という言葉を覚えてしまいましょう!
ちなみに理学療法士を目指す学生は必ず知っておかないといけない言葉なので
是非覚えておいてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!!
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