発熱時の栄養ケア~発熱のメカニズムと摂るべき栄養~

栄養ケア

こんにちは!理学療法士の竹です

今回は発熱のとき

どのような過程で熱がでて
そのときにどのような栄養を摂取する必要があるかを解説致します

この記事を読んで分かること

①発熱のメカニズム
②発熱時に必要な栄養素と食品

一般人向けに簡単にまとめてみました^^

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発熱のメカニズム

恒温機能

まず人は恒温動物と言われ,

熱発は免疫反応であり免疫システムが働くときに生じ,

基本的には自己調節機能により体温を一定に保っています.

実際のところは私たちは運動や消化などエネルギーを消費する際に体内で熱を産生します.

 

産生された熱は皮膚から放散され恒常性を保っています.

 

ウォーミングアップで身体を温めたり,眠いときに手がポカポカするなんて経験がありませんか?

そして運動しているとどんどん汗をかきますよね

 

運動中に水分を摂取しないと汗をかけず体内に熱が溜まります

これが原因で熱中症になってしまうのです

熱を発する分,熱を放出することでプラマイゼロの状態を保っているのです

 

 

ただし1℃の日内変動があり,午前1時頃がもっとも低く,午後から夕方にかけてもっとも高いといわれています.

一日のなかで体温は1℃程度上下するが
運動や消化などで体内に熱が産生され
産生された熱は皮膚から汗として放散されることで一定を保つ

セットポイント

恒温動物であるために普段は一定の体温を保っていますが

それは通常の体温モードに身体がセットされている状態ともいえます

もし何らかの異常(熱中症やウイルス感染など)が身体に起こると体温調節中枢が反応します

なぜなら身体は温かいほうが免疫が働きウイルスなどをやっつけることができるからです

「身体冷やすと風邪ひくよ~」って言われるのは

体温が下がるとウイルスなどに身体が負けちゃうからですね

ちなみに体温調節中枢は脳の視床下部というところにあり,発熱物質(サイトカイン)の作用で体温のセットポイントが高温のところにセットされると体温の上昇をきたします.

ちなみに発熱物質には

    • 外因性発熱物質(環境温度・感染)
    • 内因性発熱物質(免疫や腫脹など自己疾患によるもの)

などがあります

つまりは

ウイルス感染したり免疫が働くと体温調節中枢が体温をあげなきゃ!!って自分の身体を高温モードにしているのです

この正常より高いレベルに体温が維持されている状態を発熱といいます.

発熱のメカニズム

発熱は熱中枢である視床下部の作用により,セットポイントまで新陳代謝が高まります.

この時にアドレナリン分泌がなされ,皆さんもご存じの寒気を感じます.

これにより鳥肌が立ち,熱放散を防ぐようになり,

体内の温度が上がってセットポイントで落ち着きます.

やがて発汗して熱放散をすることで体温が下がっていきます.

新臨床栄養学より引用

 

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発熱時の栄養ケア

発熱したときの栄養ケアの目的

この栄養を摂れば熱が下がるよ!といったものではありません✖

体温上昇に伴う基礎代謝増加などに合わせて摂取できる範囲でカロリーやビタミンを摂取し

体力を消耗しすぎないことが重要です

発熱をした際の食事に関して以下にまとめてみました.
発熱中でも食べられそうな食品を選んでいるため含有量が多い食品でもレバーなどは除いています.

・体温1℃上昇により基礎代謝は平均13%増加する.
・消化器症状を考慮し,流動食から軟食,常食で段階的に対応.ただし原因疾患次第で厳重に行う必要はない.
・もしも経口栄養で十分に摂取できない(食べられない)ときは,病院で点滴をする場合もある.
食事摂取基準量程度にしておくもの】
高エネルギー・高たんぱく質
【十分に補給する栄養素(含有量の多い食品)】
ビタミンA:ほうれん草やニンジン
ビタミンB群:鶏肉・バナナ・玄米
ビタミンC:赤ピーマン・ブロッコリー・キウイフルーツ
鉄分・亜鉛:小松菜・ほうれん草・鶏卵
水分,ナトリウム,カリウム:ほうれん草・じゃがいも・梅干し
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まとめ

発熱は自分の身体を守るために重要な機能です.

一番は発熱しないように,生活習慣を整えて日ごろから免疫を高めていく必要があります.

発熱をしてしまった際には栄養バランスを考え,必要な栄養素を取り入れることで乗り切りましょう!!

体調によっては食事が喉を通らないこともあるかと思いますので,くれぐれも無理に食事をせずに

回復してから栄養バランスを考慮していただければと思います.

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです.

最後までお読みいただきありがとうございました!

参考文献:医歯薬出版株式会社,新臨床栄養学 栄養ケアマネジメント,本田佳子 編

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