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整体や治療院ではなく整形外科クリニックに行くメリットとデメリット

理学療法・健康

今朝起きたら寝違えてしまった!

急に腰が痛くなった!

そんなとき、整体に行くべき?

それとも整形外科?

そんな風に迷ったことありませんか?

整形外科に長年勤めている理学療法士が解説致します。

今まさにどちらにしようか悩んでいる人は必見です。

結論

理由はいろいろありますが、まず結論からお伝えしますと

どちらでも大丈夫です

なんだよ!!結局決まらないじゃないか!

と思った方

これからお伝えするメリットデメリットを踏まえて判断していだければ幸いです

その前に

どちらでも大丈夫というのは

理学療法士が治療介入するのと、整体や治療院のセラピストが介入するのは

言ってしまえばその人の腕次第なため

優秀な人の治療を受けられる前提であれば、どこを受診しても大丈夫なのです

理学療法士になってから治療技術を勉強するセミナーには

柔道整復師の方やその他治療家の方々も多数参加されます

そのため、整形外科領域においては資格は違えど日々勉強している内容は共通するところが多く

重要なのは、そのセラピストや理学療法士がきちんと日々研鑽を積んでいるかどうかです

 

ただし、逆も然りです

整形外科を受診したのに治らなった、整体に行ったのに悪化してしまったなど

可能性はゼロではありません

医療機関であるクリニックとその他治療院などでは様々な違いがあります

それらを含めご自身で判断できるようになるためにご参考ください

メリット

・医師がいる
・急変への対応
・レントゲンを撮ることができる
・ほとんど保険が効く

医師がいる

整形外科クリニックを受診するうえで最大のメリットは医者の診療を受けられることです

医者の診療を受けるということは医学的観点で原因を発見し

それに対する治療を選択できるということです

また、医師は専門分野だけでなく、どの分野においても基本的な医学的知識を持っていますから

内科疾患の持病や以前の怪我、病気などもふまえてリスク管理をしてくれるため

安全な治療方針を提供してくれるでしょう

急変への対応

もしも治療中に体調が急変したり、院内で転倒してしまったりしたときに

医師や看護師がいれば直ちに処置や検査を行うことが可能です

軽度の低血圧症状や軽い打撲であれば、知識がある治療院のセラピストでも対応可能ですが

生命に関わるような重症な症状と急変の場合は医療機関にいるときの方が安心だと思います

レントゲンを撮ることができる

レントゲンは骨折などを見抜くために必要不可欠な検査のひとつですが

これは医療機関で医師やレントゲン技師など限られた資格でしか扱えないため

整体や治療院にはレントゲンがありません

今は超音波エコーなどで骨折を見抜くこともできますが、エコーで見える範囲は限られており

それすらない治療院だと、骨折が疑われる場合には整形外科の受診を促されることもあります

保険が効く

医療機関では基本的に保険診療となるため

皆さんの保険区分によって1割~3割程度の支払いで済みます

整体や治療院などでは自費診療と保険診療を組み合わせているところもあり

料金体系が複雑なことがあります

整形外科クリニックで理学療法士のリハビリテーションを受ける際は

運動器リハビリテーション料という診療報酬で算定しますので

理学療法についての料金は20分1単位で高くても185点程度で済みます

(1割負担の方は185円、3割負担の方は555円)

デメリット

・診療時間や治療実施時間の制限がある
・理学療法士がいないところもある

診療時間や実施時間がある

整形外科クリニックのデメリットとしては

夜遅くまでは開いていないという点です

特にお勤めの方は平日は帰りが遅くて受診できず

休日はクリニックが閉まっていて受診できない

と断念される方も多いと思います

整体や治療院であれば、夜20時まで開いているところや休日も開いているところもあるため

時間的な融通が利くといえるでしょう

また、医師の診察は定期的な薬の処方や、注射などの処置、検査結果の読影と説明など

様々な患者さんへの対応をする必要があります

そのため、診察を受診するだけでも長い待ち時間を要することもあります

その点、整体や治療院では治療の順番待ちはあれど、

その場で問診や検査を行いながら施術を進めてくれるため

待ち時間などのストレスは少ないと言えます

また、理学療法士が実施するリハビリテーションには1単位20分で計算して

理学療法士一人あたり一日24単位しか行えません

ですので、クリニックの場合は長くても40分(2単位)までしか行わないことが多く

その分、予約が取りにくいのも現状です

理学療法士がいないところもある

整形外科クリニックを受診したのはいいものの

常駐する理学療法士がいないところもあります

そこでの治療は基本的に物理療法といわれる

ホットパックでの温熱療法や、電気治療、牽引治療などで

対処されるだけになっていまいます

事前にホームページで確認するなど、理学療法士が常駐するクリニックかどうかを確かめておくと良いでしょう

まとめ

整形外科クリニックを受診するメリットは

何よりも医師がいることが最大のメリットです

医師がいることで安全な体制での治療を受けることができるため

持病がある方や身体に不安がある方などは整形外科クリニックの受診の方がいいでしょう

お勤めの方や自分である程度症状を理解されている方、信頼できる治療家がいるところがわかっている方は

整体や治療院に行かれるのもよいと思います

医療とそうでない治療とでは、考え方も大きく異なりますので

今回の内容をご参考いただいたうえでご自身の判断で受診をされることをお薦めします

最後までお読みいただきありがとうございました。

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